障がい児統合保育 - 認定こども園ゆだ

障がい児統合保育

いっしょに育つ統合保育

すべての子どもに、共に育つ場を

国際障がい者年をきっかけに、「ノーマライゼーション(すべての人が共に暮らす社会)」という考え方が広く注目されるようになりました。私たちもその理念に共感し、日々の保育の中で大切にしています。
統合保育(障がいのある子とない子が一緒に過ごす保育)は、決して障がいのある子どものためだけのものではありません。ともに過ごすことで、子どもたちは違いを自然に受け入れ、思いやりや協力する力を育みます。それは、すべての子どもにとってかけがえのない学びの時間です。
さらに、統合保育を進めることは、こども園全体の保育の質を高めることにもつながります。保育者一人ひとりが子どもの多様な姿を見つめ、より柔軟で豊かな関わりを生み出すきっかけとなるからです。
私たちは児童憲章の精神に基づき、どんな子どもにも分け隔てなく、すべての子どもに平等な教育と生活の場を提供することを目指しています。
このこども園は、その理念のもと、すべての子どものための「共に育ち合う場所」です。

方針

私たちは、「障がい」という一面だけに目を向けるのではなく、一人ひとりの子どもがもつ“本来の姿”を大切にしています。
子ども、保護者、そして保育者が共に学び、共に育ち合う場所。そんな温かい関わりの中で、子どもたちがその子らしく、のびのびと成長できる保育を目指しています。
こども園は、障がいのある子どもにとっても大切な生活の場であり、仲間とともに心と体を育む場所です。
ここでの保育は、療育を目的とするものではなく、子どもが日々の生活を通して自分らしく成長していくことを大切にしています。

統合保育の基本的な考え方

  1. 障がいの種別や程度には原則として制限を設けない。
  2. 障がい児保育の専門性を高めるため、常に研修、ケース会議を行う。
  3. 行政や他専門機関との密な連携の上で保育をすすめる。又、支援を受ける。
  4. 子どもに応じた柔軟な保育を行う。
  5. 原則として障がい児保育担当の保育者を専任担当制で配置する。
  6. 担当保育者だけでなく、こども園全体で受け入れる。
  7. 障がい児保育に必要な保育用品はこども園側で整備する。
  8. 家庭との連携をとり、家庭とこども園と情報を共有し、思いを一緒に保育を進める。
  9. みんな同じ場で一緒に育ち合う統合保育を行う。

厚労省の基準

保育を必要とする障がい児であって、次のおよびの両方に該当することとされています。
① 集団保育が可能で、日々通園できること。
② 特別児童扶養手当の支給対象となる障がい児であること
(所得により手当が停止されている場合も含む)。
この基準では「障がい児の特性等に十分配慮して、健常児との混合により行うものとする」と定められており、全国的にも統合保育(インクルーシブ保育)の形で実施されることが多くなっています。

統合保育は昔からある考え方であり、「同じ場所で過ごす」ことで社会性や協調性を育む一方、子どもが集団に合わせる場面が多くなります。これに対して、そこから発展したインクルーシブ保育は「みんなが参加できるよう環境を整える」ことを重視し、個々の特性に応じた柔軟な支援ができるよう方法を工夫していきます。だからこそ現代の保育では、双方が持つ多様性の尊重という視点を活かし、すべての子どもがありのままに育つ環境を提供し、一人ひとりの発達に寄り添う実践が行われています。

私たちのこども園では、こども園を「障がいの治療施設」とは捉えていません。
子どもたちが生活し、遊び、学ぶ日々の中で成長していく「生活と学びの場」であると考えています。

障がいのある子も、ない子も、同じ空間で関わり合いながら、お互いを理解し、共に成長していく。
そのために、障がい児保育を専門に担当する保育者を配置し、一人ひとりの個性や発達に応じた丁寧なサポートを行っています。

保育日課

以下に掲げるものは基本的なもので、お子さんの状況や保護者の就労状況などを考慮して日課を組んでいます。

~9:30 登園・視診・自由遊び 13:00 午睡
10:10 設定保育 15:00 自由遊び
11:40 給食・掃除 16:30~ 降園

集団参加のプログラム

統合保育(集団参加)の段階的なプログラムを組んでいます。
特に、入園当初の慣れ(慣らし)保育はお子さんに急激な変化や負担がおこらないように、充分時間をかけて慎重に行っています。

障がい児保育用品の整備

障がい児保育室を核として、障がい児保育に必要な用品を整備しています。概要は次のとおりです。

椅子及び坐位保持装置 坐位保持装置、順応椅子、オルソーチェアー、前受椅子、手摺つき椅子、前受式便座など
移動具 SRCウォーカー、ウォーカー、バケットバギー、各種バギー、クルーザーなど
遊具

インクルーシブ遊具、絵本など

訓練具 各種マット・ロール、感覚統合器具、各種ボールなど
コミュニケーションエイド パソコン、ビッグマック、スピークイージーなど
自助具・環境改善 各種手摺、スプーン・フォーク、フードプロセッサー、各種鋏など
救急用品 異物除去器、気道確保キット、救急用人口蘇生器セットなど
その他 電動工具、各種工具、遊具材料、身長・体重計、書籍など

障がい児保育の対象児

こども園の主管課である山口市こども未来部保育幼稚園課と協議のうえ、障がいのあるお子さんを別枠とするのではなく当こども園の定員215名の枠内で受け入れるようにしています。
人数は定員の一割程度と考え、受け入れの目安としています。

入園システム

障がいのあるお子さんも「保育を必要とする」という入所条件を満たす必要があります。私たちは、障がいのあるお子さんについては一般的な入園要件を排し、障がいがあることが入園要件のひとつに上げられるべきという考えをもっていますが、現時点では、「保育を必要とする」障がい幼児に限られています。
1974年から現在まで、約110名の障がい幼児を受け入れてきました。障がい種別は脳性麻痺などの肢体不自由、自閉症、知的障がい、医療的ケア児等です。
受け入れ態勢を整えるために、入園前に担当課と一緒に事前面接を行っています。
近年、障がいのあるお子さんの利用できる社会的資源が充実しつつあり、保育園に入園される前に障がい児小集団を経験されるケースが増えてきました。
なお、新年度(4月)の入園を希望される場合には、4ヶ月前(12月初旬)より受付を行っています。

専門家の応援

子ども発達支援センター愛との連携

合築する支援センター愛のこどもたちと日々交流を持ち、支援センターの専門職員に助言、指導などの療育的な観点からスーパーバイザーとしてサポートいただいています。
また、専門知識の講習をしていただいたり、保護者への療育相談などを実施しています。

理学療法士による「保育(参加)指導」の実施

1991年より理学療法士による「保育(参加)指導<年12回開催>」を実施して、運動障がい児のポジショニング指導、関連知識の講習会や保育用品の整備に関する助言をいただくなどの援助をいただいています。

関連機関との連携・ネットワーク

集団の中でお子さんの発達を援助していくという保育の専門性の立場から、お子さんの利用している機関と連絡を取り合い意見交換をしたり、相互に訪問し合うなど連携を取っています。
また、ケースカンファレンスを実施したり、講師として指導いただくなどの活動も行っています。

ご相談・お問い合わせ

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ご案内します。

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TEL:083-922-6545
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